月150回。これはVisualpingの無料プランで使えるチェック回数である。1ページを毎日見るだけなら足りるが、5ページを見始めると、あっという間に使い切る。

この記事では、変更検知ツール各社の無料枠を、公式ページの数字を同じ条件で並べて比べる。無料の範囲でできることと、できないことを先に知っておくと、ツール選びで迷わなくなる。

無料枠を見る3つの軸(ページ数・チェック回数・最短間隔)

無料枠は「ページ数・回数・間隔」で決まる

無料枠の使い勝手は、ページ数、チェック回数、最短間隔の3つでほぼ決まる。どれか1つが小さければ、他の2つが大きくても監視は続かない。

回数の意味を具体例で見ておく。Visualpingの公式説明では、1ページを毎日チェックすると月31回分を使う。5ページを毎日なら月155回で、無料の150回を超えてしまう。

出典: Visualping『Pricing』p.1(https://visualping.io/pricing, 閲覧日2026-08-25)

間隔も同じくらい重要だ。最短60分と最短24時間では、値下げに気づく速さが変わる。無料枠は毎日1回が中心だと考えると整理しやすい。

主要6ツールの無料枠を並べる

Visualpingの無料プランは、5ページ、月150回、最短60分、利用者1人である。AIによる変更の要約と重要度フラグ、メール通知、Webhook、APIは無料でも使える。

出典: Visualping『Pricing』p.1(https://visualping.io/pricing, 閲覧日2026-08-25)

Distill.ioの無料プランは、監視25件のうちクラウド5件、月1,000回で、クラウドの最短間隔は6時間である。ブラウザ拡張でのローカル監視は無制限だが、PCを開いている間だけ動く。

出典: Distill.io『Pricing』p.1(https://distill.io/pricing/, 閲覧日2026-08-25)

ChangeTowerの無料プランは3ページ、1日1回で、30日分の履歴が残る。AI監視、キーワード検知、メール通知は無料でも付く。

出典: ChangeTower『Pricing』p.1(https://changetower.com/pricing, 閲覧日2026-08-25)

changedetection.ioはセルフホストなら無料で、URL数の上限もない。クラウド版は月8.99ドルからである。

出典: changedetection.io『GitHub README』p.1(https://github.com/dgtlmoon/changedetection.io, 閲覧日2026-08-25)

国産ではWatchlyの無料プランが3URL、24時間ごと、メール通知、履歴30日である。Compatoの無料プランは5URL、週次で、AI要約は月3回まで使える。

出典: Watchly『料金』p.1(https://watchly.jp/, 閲覧日2026-08-25)
出典: Compato『料金』p.1(https://compato.app/, 閲覧日2026-08-25)

無料枠は3つの型に分かれる

6つの無料枠は、クラウド型、ブラウザ拡張型、セルフホスト型の3つに分けられる。型が違うと、無料の意味も変わる。

クラウド型は、こちらのPCの電源が切れていても動き続ける。その代わり、ページ数とチェック回数がはっきり制限される。Visualping、ChangeTower、Watchly、Compatoがこの型である。

ブラウザ拡張型は、拡張を入れたブラウザの中で監視する。Distill.ioのローカル監視が代表で、回数の制限はないが、ブラウザを閉じると止まる。

セルフホスト型は、自分のサーバーやPCでソフトを動かす。changedetection.ioが代表で、URL数も回数も自由だが、サーバーの用意と更新作業は自分の仕事になる。

無料枠の3つの型(クラウド型・拡張型・セルフホスト型)

クラウド型は回数の上限に注意

クラウド型で最初につまずくのが、チェック回数の上限である。ページ数だけを見て選ぶと、途中で監視が止まる。

Visualpingは回数を使い切ると監視が一時停止し、翌月のリセットか上位プランへの変更まで再開しない。回数は翌月に繰り越せない。

出典: Visualping『Pricing』p.1(https://visualping.io/pricing, 閲覧日2026-08-25)

ChangeTowerの無料プランは3ページ、1日1回なので、回数よりページ数の上限が先に来る。Distill.ioはクラウド5件、月1,000回で、6時間間隔なら1件あたり月120回前後である。

出典: Distill.io『Pricing』p.1(https://distill.io/pricing/, 閲覧日2026-08-25)

国産のWatchlyは無料で3URL、24時間ごと、Compatoは無料で5URL、週次だ。週次は変化に気づくまで最大1週間かかる点を許容できるかで選ぶ。

セルフホスト型は手間と引き換え

セルフホスト型の魅力は、無料で上限がないことだ。changedetection.ioはDockerで起動でき、監視URL数に制限がない。

ただし、JavaScriptで描画されるページを読むにはPlaywrightなどの追加コンポーネントが要る。動かし続けるサーバー代と、壊れたときに直す手間も自分で負担する。

出典: GIGAZINE『無料でウェブサイトの変化を自動チェックし通知で教えてくれるセルフホスト可能な監視ツール「changedetection.io」はどんなツールなのかレビュー』p.1(https://gigazine.net/news/20260517-changedetection-io/, 閲覧日2026-08-25)

それでも、監視対象が数十ページに増えるなら、セルフホストは現実的な選択肢になる。無料枠の上限に悩む時間を、運用に回す判断である。

無料枠から有料に移る判断基準

有料に移る合図は、ページ数より先に「見たい頻度」に表れる。料金ページを毎日見たいなら、週次では足りない。

Visualpingは月14ドルから、ChangeTowerは月12ドルから、Distill.ioは月15ドルからである。いずれもページ数と頻度が上がるほど金額も上がる。

出典: Visualping『Pricing』p.1(https://visualping.io/pricing, 閲覧日2026-08-25)
出典: ChangeTower『Pricing』p.1(https://changetower.com/pricing, 閲覧日2026-08-25)

有料プランの比較では、通知先も確認したい。Slack通知やチーム共有は上位プラン限定のことが多く、VisualpingのSlack連携はBusinessプランからである。

出典: Visualping『Pricing』p.1(https://visualping.io/pricing, 閲覧日2026-08-25)

有料に移る3つのサイン(回数不足・間隔不足・チーム共有)

最後に: 数字より続けやすさで選ぶ

無料枠の比較で分かるのは、どのツールも全部入りではないことだ。ページ数、回数、間隔のどこかに必ず制限がある。

まずは重要な1ページを決めて、無料枠で2週間続けてみる。通知が読み飛ばされずに残るなら、そのツールは自分の仕事に合っている。