競合のYouTubeチャンネルは、動画の投稿と広告の出稿という2つの顔を持っています。片方だけを見ていても、相手の動きの全体は見えてきません。

この記事では、投稿を追う方法と広告を確認する方法を分けて整理します。無料でできる範囲と、分析ツールを使う範囲の使い分けも示します。

競合のYouTube調査3つの入口(チャンネル登録・広告透明性センター・RSSフィード)

競合チャンネルの投稿を追う基本

まずは競合のチャンネルを登録しましょう。登録すると、新着動画が登録チャンネルのフィードに並び、最新の投稿をまとめて確認できます。

通知を使うなら、ベル設定を「すべて」に変えます。長尺動画のアップロードやライブ配信の通知が届くようになりますが、通知設定はデバイスによって挙動が異なり、すべての投稿で届くとは限りません。

出典: YouTube ヘルプ『YouTube の通知を管理する』p.1(https://support.google.com/youtube/answer/3382248?hl=ja, 閲覧日2026-09-11)

チャンネル登録を解除して再登録すると、通知設定はカスタマイズされた通知のみ、またはなしに戻ります。競合の監視では、登録したあとにベル設定を確認する習慣をつけたいところです。

子ども向け設定のチャンネルは通知が届かず、設定も変更できません。この場合はフィードやRSSで投稿を追うことになります。

YouTube検索のフィルタで絞る

YouTubeの検索にはフィルタがあり、動画やショート、チャンネル、再生リストなど種類を絞れます。競合名で検索してフィルタを切り替えると、投稿の形式ごとに動きを確認できます。

出典: YouTube ヘルプ『高度な検索(フィルタ)』p.1(https://support.google.com/youtube/answer/111997?hl=ja, 閲覧日2026-09-11)

競合が伸ばしているテーマを見つけたら、そのキーワードで再検索します。同じテーマを扱う他社の動画も並ぶため、市場全体の需要を確認できます。

競合の投稿を形式別に確認する手順(チャンネル登録・ベル設定・検索フィルタ)

透明性センターで広告を確認する

YouTube広告の出稿は、Googleの広告透明性センターで確認できます。広告主名かサイト名で検索し、プラットフォームをYouTubeに絞ると、配信中の広告が表示されます。

出典: Google『広告透明性センター』p.1(https://adstransparency.google.com/?platform=YOUTUBE, 閲覧日2026-09-11)

プラットフォームによる絞り込みは、2023年9月4日以降に表示された広告が対象です。それ以前の広告は、プラットフォームを指定した検索には出てきません。

透明性センターでは、YouTube上の有料プロモーションも確認できます。スポンサー提供や製品の紹介を通常の動画広告と合わせて見ると、競合の予算の向き先がつかめます。

表示されるのは広告の内容と配信期間で、費用やターゲティングは公開されていません。広告ライブラリと同じく、成果は自社で検証する必要があります。

RSSフィードで新着動画を受ける

YouTubeはチャンネルごとのRSSフィードも配信しています。チャンネルIDを使ったURLをRSSリーダーに登録すると、新着動画を一覧で受け取れます。

実際にYouTube公式チャンネルのフィードを取得すると、最新15本の動画がAtom形式で並んでいました。投稿の見逃しを減らしたいときに向いています。

RSSなら通知のアルゴリズムに左右されず、投稿された順に動画を確認できます。複数の競合を登録しても、1つの画面で比較できます。

透明性センターで競合のYouTube広告を調べる流れ(広告主を検索・YouTubeで絞る・配信期間を見る)

分析ツールで数字を比較する

登録者数や再生回数を横並びで比べたいときは、YouTube分析ツールが便利です。国内向けのkamui trackerは30万チャンネル以上、1.3億本以上の動画を収録し、データを毎日更新しています。

出典: kamui tracker『YouTubeデータ分析ツール』p.1(https://kamuitracker.com/kamui-tracker, 閲覧日2026-09-11)

急上昇動画やトレンドキーワードから、当たっている企画の傾向をつかめます。無料版でもチャンネル分析とトレンド分析が使えるため、まずは無料の範囲で試せます。

有料の本契約は月10万円からと、個人には大きな金額です。数字の比較が必要な場面を絞ってから検討する方が現実的です。

最後に: 投稿と広告を同じ表で見る

投稿の動きと広告の出稿は、同じ表にまとめると関係が見えます。新商品の動画を出した週に広告が増えるなど、順番とタイミングが判断材料になります。

競合の変化は、発表の前に映像と広告枠に現れます。週に一度でも定点で見る習慣が、自社の企画と販売の前提を見直すきっかけになります。