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Ascii
AIエージェントを長時間動かすクラウド仮想マシン
競合あり/空白あり国内にエージェント専用の仮想マシン提供はなく、さくらのクラウドなど汎用基盤が近接する。
事業概要
- プロダクト
- 利用者は管理画面やAPIから箱の台数と稼働時間を指定する。
- 箱にはUbuntuとデスクトップ、ブラウザー、Dockerを初期導入する。
- エージェントはCLIやSDK経由で箱に接続し、コードや調査を実行する。
- 利用者は任意の時点でスナップショットを取得し、同じ状態を複製できる。
- 稼働中の箱の一覧と状態、停止をAPIと管理画面から操作できる。
- 料金は稼働時間に応じて課金され、価格表は非公開。
- 技術アーキテクチャ(推定)
- 顧客のAPI呼び出しやCLIから箱の作成要求と構成を受け取るとみられる。
- 仮想化基盤上にUbuntu環境を配備し、演算資源を割り当てるとみられる。
- デスクトップやブラウザー、言語実行環境をイメージに同梱するとみられる。
- スナップショットは箱のディスク状態を保存し、復元に用いると推定される。
- 稼働状況は管理画面とAPIで返し、構成管理は自社で運用するとみられる。
- 箱は欧州のデータセンターで稼働し、地域は順次拡張するとみられる。
- 収益モデル
- 利用企業と開発者が箱の稼働時間に対して支払う従量課金とみられる。
- 月額の下限や無料枠の有無は非公開。
- 価格は非公開で、主要サンドボックスより9〜18倍安いと自社が主張する。
- 差別化
- デスクトップやDockerを同梱した構成を自社で保守し、起動までの手間を削る。
- CPU選定から構成管理まで内製し、原価を抑える。
- 欧州拠点の運用で単価を下げ、砂箱より安い価格を出す。
- スナップショットとテンプレートの蓄積が反復利用を促す。
- 日本展開時のリスク
- 国内リージョンがなく、欧州保管で足りるかの確認が必要になる。
- 機密情報を扱う業界では保存場所と監査記録の説明を求められる。
- 既存のクラウド契約や社内統制と重複し、調達の決裁が通りにくい。
- 安価な単価が日本市場の相場と合うかは未確認。
- 長期稼働の停止や障害時の補償範囲が契約で不明確になりやすい。
日本での競合
- 国内にはエージェント専用の仮想マシン提供がなく、空白が残る。
- 汎用クラウドは仮想マシンを出すが、業務用の初期構成は利用者が組む。
- さくらインターネットなど国内基盤は近接するが用途が異なる。
- 直接の同型がないため、比較対象は汎用クラウドの仮想マシンになる。
- 導入時は保管地域と統制の説明が壁になる。
- 開発者向けのため、決裁より現場の試験利用から入りやすい。
主要プレイヤー
- Amazon Web Services — クラウド基盤。国内リージョンで提供。
- Google Cloud — クラウド基盤とデータ分析。
- Microsoft Azure — クラウド基盤と業務アプリ。
- さくらインターネット — 国内データセンターのクラウド。
| 比較軸 | Ascii | Amazon Web Services | Google Cloud | Microsoft Azure | さくらインターネット |
|---|---|---|---|---|---|
| 主な用途 | エージェント用仮想マシン | クラウド基盤 | クラウド基盤 | クラウド基盤 | クラウド基盤 |
| 提供範囲 | Ubuntu環境と管理API | IaaS・PaaS | IaaS・PaaS | IaaS・PaaS | IaaS |
| 課金 | 稼働時間の従量 | 従量課金 | 従量課金 | 従量課金 | 従量課金 |
| 強み | 初期構成済みで安価 | 国内リージョン | データ分析 | 企業連携 | 国内DC |
出典:Y Combinator / Ascii / Amazon Web Services / Google Cloud / Microsoft Azure / さくらインターネット。技術アーキテクチャは公開情報からの推定。