Y Combinator 日本語図鑑

YC採択企業を、事業構造と日本の競合環境で読み解く

日本市場の見立て

ブルーオーシャン競合あり/空白ありレッドオーシャン国内王者が市場を掌握

767社

Y Combinator採択企業のうち、ソロ開始・存続・買収条件で絞った767社。 日本市場の見立ては公開情報からの推定。1ページ10社で全文を掲載。

815原本
48除外
123図鑑公開
77ページ

204

Salus

AIエージェントの実行前検証基盤

Salusは、業務でAIエージェントを導入する企業や開発者に、エージェントの操作を実行前に検査するAPIを提供する事業である。APIがエージェントを包み、実行時に操作の妥当性を確認し、誤った操作を止めるとともに、再試行に向けた即時のフィードバックを返す。課金方式、価格、顧客獲得チャネル、運営体制や原価の詳細は公開されていない。2026年2月創業で、チームは2人だが、売上や顧客数などの財務・事業規模は示されていない。実行前に操作を検査して誤処理を防ぐ点が、評価や出力採点、可観測性による事後的なリスク低減との差別化要素である。顧客実績や検査精度、対応するエージェントや操作の範囲が不明であり、導入効果の実証と誤検知への対応が主なリスクとなる。

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205

Moritz

即日対応を掲げるAI活用型法律事務所

企業などの顧客に、複雑な取引を含む法務業務を提供する、AIを活用した法律事務所である。弁護士が案件を担当し、平均4時間で対応を完了した実績を掲げ、同日中の対応をうたう。料金体系や顧客獲得チャネル、運営原価の詳細は公開されていない。2026年1月創業で、ノルウェーのオスロを拠点に10人で運営する。弁護士が完了させた取引の総額は30億ドルで、YCや20VCなどの支援を受けている。主なリスクは、法務の品質や機密情報の管理、各国の規制への対応に加え、掲げる対応速度を複雑な案件でも維持できるかである。

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206

Ashr

AIエージェントの多面的な自動検証基盤

Ashrは、製品に組み込まれたAIエージェントを開発する企業向けに、テストと評価の基盤を提供する事業だ。エージェントのツール呼び出しや応答をもとに実際の利用に近い一連の操作を多数生成し、誤りや一貫性の欠如を検出するほか、事業目標に合わせた独自の評価指標で応答品質を測る。音声、テキスト、画像、ファイル生成などに対応し、現時点ではSDKとして導入する仕組みだ。料金、顧客獲得チャネル、運営体制や原価に関する情報は公開されていない。2026年2月創業で、チームは2人だが、売上や利益などの財務数値は示されていない。多様な入力形式と実際の利用に近いテスト生成が強みである一方、実績や検出精度、導入負担、価格が不明で、顧客が自動評価をどこまで信頼するかが主なリスクとなる。

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207

Luel

権利処理済み学習データの調達・ライセンス基盤

Luelは、先端AI開発チーム向けに、権利処理済みのマルチモーダル学習データを調達・ライセンスする事業である。顧客ごとの要件に合わせたデータ群と、すぐに利用できる既製データセットを提供する。収益はデータの調達・ライセンス提供に伴う契約収入とみられるが、課金方式や価格、顧客獲得経路、運営体制や原価は公開されていない。2025年11月創業で、チームは12人だが、売上や利益などの財務数値は開示されていない。権利処理済みデータを大規模に集め、個別案件と既製品の両方で提供する点が強みである。一方、データの権利確認や品質確保、供給の継続性が課題となり、顧客数や財務情報が非開示であることも事業評価上のリスクとなる。

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208

Scheduling Wizard

医療現場の人員配置と患者導線を支える運営基盤

病院向けに、医師の勤務表作成を中心とした人員配置や患者の振り分け、医療機関の運営業務を支える基盤を提供する。独自のスケジューリング言語とAIを活用した業務フローで勤務表作成を担い、現在は患者の振り分けや医療従事者管理への展開を進めている。20部門、16病院が医師の勤務表作成を委託しており、マサチューセッツ総合病院、ジョンズ・ホプキンス病院、UCSFなどと協業している。料金、売上、利益、顧客獲得費用、運営原価は開示されておらず、提携先を通じた導入を進めていることが示されている。3人のチームで、病院の事務負担を減らし、診療の連携を改善することを目指す。病院ごとの業務への適合や既存システムとの連携、患者情報の適切な管理が導入上の課題となり得る。

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209

Skillsync

開発支援エージェント間で作業文脈を共有するアプリ

Skillsyncは、Claude CodeやCodex、Cursorなどを使う開発者やチームに、作業セッションやスキル、記憶を共有するデスクトップアプリを提供する。会話や推論、ツール履歴を含むセッションを異なるエージェント間で移し、スキルと記憶は検索可能な形でまとめて、MCP経由で各エージェントから利用できる。チームで整えたスキルは自動同期され、セッション形式を変換する基盤txcriptはRust製のオープンソースとして公開されている。課金方式や価格、売上高などの財務情報は示されていない。2025年12月創業で、チームは2人である。複数のエージェント間で履歴や知識を引き継げる点が強みだが、各エージェントとの互換性や、機密性の高い会話・ツール履歴の取り扱いが主なリスクとなる。

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210

Zatanna

既存ソフトをエージェント向けAPIに変える基盤

Zatannaは、APIを備えていないウェブ型クラウドソフトやオンプレミスソフトを、エージェントから利用できるようにする事業だ。各ソフトのバックエンドをリバースエンジニアリングし、接続用のAPIを作成する。課金方式や価格、顧客獲得経路、運営体制や原価は公開情報にない。2026年2月創業で、サンフランシスコを拠点とし、チーム規模は2名だ。売上高や利益などの財務数値は公開されていない。既存ソフト自体にAPIがなくても接続手段を提供できる点が強みとなる一方、解析対象の仕様変更や利用条件、セキュリティへの対応が主なリスクである。

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211

AutoSitu

建築計画の審査と施工を支援するAI基盤

AutoSituは、自治体や建築家、技術者、開発事業者、建設チームに、建築・開発プロジェクトの計画書や要件の分析を提供する事業だ。複数のAIエージェントが開発、設計、審査、施工にまたがる資料を分析し、問題点を抽出するとともに、専門家の判断が必要な事項を人に引き継ぐ。敷地の実現可能性や許認可リスク、法令適合、品質管理、施工性、数量算出、工事範囲の分析を扱う。前向きな公共機関や建築・設計・施工組織との戦略的な協業を通じて提供するが、価格体系や顧客獲得の詳細、運営原価は開示されていない。2025年12月創業で、チームは2人であり、売上や利益などの財務数値は示されていない。複雑な資料の確認を短時間で進め、問題を早期に見つけられる点が強みである一方、実績や精度、導入規模は不明で、法令解釈や専門家の最終判断に依存するリスクがある。

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212

Cumulus Labs

開発チーム向け統合型AI推論基盤

Cumulus Labsは、専任の機械学習基盤チームを持たない企業の開発チームに、AI製品を本番環境へ展開するための統合基盤を提供する。既存のコードを維持したまま、処理先の振り分け、意味検索キャッシュ、継続的なシャドー評価、模擬データの生成、ワンクリックの追加学習を利用できる。独自推論エンジンIonをNVIDIA Grace GPU群で稼働させ、自社開発のGPUカーネルにより、vLLMやSGLangと比べて処理量を30〜50%高めるとしている。料金体系、価格、顧客獲得経路、売上高や利益の数値は公開情報に記載されていない。2026年1月創業で、拠点は米国サンフランシスコ、チームは2人である。複数の個別製品を単一基盤にまとめ、推論効率を高める点が強みだが、性能の実環境での再現性や、少人数体制での運用・顧客支援が主なリスクとなる。

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213

21st

AIアプリ向け画面部品とエージェント雛形の開発基盤

21st.devは、AIアプリを開発する人に、画面部品とエージェントの雛形を提供する事業である。React向け部品の登録・検索基盤を通じて、エージェント搭載アプリの構築に使える要素を提供している。利用者は開発者で、掲載情報によると利用者数は200万人に達する。収益モデル、価格、顧客獲得経路、運営体制や原価の詳細は開示されていない。多くの開発者が利用する部品集積と、画面部品に加えてエージェント雛形も扱う点が強みである。売上や利益の数値は示されておらず、収益化の進捗や利用者数を売上につなげられるかは不明である。

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Y Combinator 日本語図鑑(No.204-213 / 10社)
出典 Y Combinator。技術アーキテクチャと日本市場の見立ては公開情報からの推定。競合ウォッチ調べ

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