Y Combinator 日本語図鑑

YC採択企業を、事業構造と日本の競合環境で読み解く

日本市場の見立て

ブルーオーシャン競合あり/空白ありレッドオーシャン国内王者が市場を掌握

767社

Y Combinator採択企業のうち、ソロ開始・存続・買収条件で絞った767社。 日本市場の見立ては公開情報からの推定。1ページ10社で全文を掲載。

815原本
48除外
123図鑑公開
77ページ

265

ComplyDo

企業の規制対応を一元化する基盤

ComplyDoは、企業のガバナンス・リスク・コンプライアンス担当者向けに、規制や基準への対応を支援するソフトウェアを提供する。各種ファイルから要件を抽出し、管理策や社内方針に対応付け、未対応箇所や変更を示すほか、成熟度の評価や次の対応を助言する。収益モデル、料金、顧客獲得チャネル、運営体制の詳細や原価は公開情報に記載されていない。2025年10月創業で、ベルリンを拠点に10人のチームで運営しているが、売上高などの財務数値は示されていない。世界的企業やEUの大手企業に利用されているとの説明があり、複数のファイルから要件を整理し、対応状況の把握まで一元化する点が強みとなる。抽出や対応付けの正確性、規制変更への追随、機密情報の取り扱いが主なリスクであり、効率を10倍にするとの効果も独立した実績数値は確認できない。

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266

Captain

AIエージェント向け高精度ファイル検索基盤

Captainは、企業のAIエージェント向けに、複雑なファイルやクラウドストレージ内の情報を検索可能にする基盤を提供する。S3、SharePoint、Google Driveなどのデータを同期し、データや利用状況に合わせて検索工程を自動調整する仕組みである。料金体系、顧客獲得チャネル、運営体制や原価の詳細は開示されていない。公開ベンチマークでは、一般的なRAGの約78%に対し、検索精度が97%を超えたとしている。規制対象や重要業務で使われる複雑なファイル検索に特化し、複数の解析・検索部品を個別に組み合わせる手間を減らす点が強みである。一方、精度の検証条件や実運用での性能、料金、機密データの取り扱いは確認できず、導入判断には追加情報が必要となる。

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267

Logical

アプリ横断で作業を先回りするデスクトップAIアシスタント

Logicalは、日常業務でAIを使う個人やチームに、作業を先回りして支援するデスクトップAIを提供する事業だ。複数のアプリ間で文脈を引き継ぎ、メールや文書の作成、会議メモ、対応事項の検出などを少ない操作で行う。通常のチャットボットより少ない指示で意図をくみ取り、必要に応じて複数アプリで操作を実行する仕組みだ。料金や収益モデル、顧客獲得チャネル、運営体制や原価の詳細は開示されていない。2025年10月創業で、チームは2人だが、売上や利益などの財務数値は示されていない。アプリ横断の文脈理解と、利用者のデータを自社サーバーに送らない設計が強みとして掲げられている。提供開始直後の小規模チームであり、実用性や対応アプリの範囲、データ保護の運用実態が主なリスクとなる。

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268

Agentic Fabriq

AIエージェントの権限管理基盤

Agentic Fabriqは、企業が業務ツール、データ、チームに対するAIエージェントのアクセス権と操作を安全に管理するサービスだ。エージェントごとにIDと範囲を限定した権限を設定し、承認フローと監査ログを提供することで、共有APIキーや過剰な権限を持つサービスアカウントへの依存を抑える。収益モデル、料金、顧客獲得チャネルは開示されておらず、運営チームは2人だ。2025年11月創業で、売上や利益などの財務数値は示されていない。業務ツールや顧客向け業務でエージェントを利用する際の権限管理を一元化できる点が強みだ。導入実績や製品の運用体制は不明であり、企業ごとの既存システムとの連携や、エージェントの権限設定ミスが主なリスクとなる。

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269

Kestrel AI

開発基盤チーム向け運用自動化基盤

Kestrel AIは、企業の開発基盤チーム向けに、障害対応、クラウド環境の構築、CI/CD、セキュリティ対応、開発者からの依頼処理を自動化する基盤を提供する。自然言語の指示を本番環境で使える定型ワークフローに変換し、40以上の連携機能と200以上の事前構築済みアクション、独自のHTTP・Webhookアクションに対応する。コマンドラインツール、Python向け開発キット、MCPサーバーからワークフローを管理できる。収益モデル、料金、顧客獲得経路、運営原価は公開情報に記載がない。2025年10月創業でチームは2人だが、売上や顧客数などの財務・事業規模は開示されていない。既存の開発環境から操作でき、定型手順を再現可能な形で自動化できる点が強みである一方、連携先への依存や自動処理に必要な権限管理、少人数体制がリスクとなる。

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270

Sciloop

最先端AI向け数理科学推論データ

Sciloopは、最先端AIの開発企業向けに、数学・物理学の難問データを作成し、学習と評価に提供する事業だ。国際物理オリンピックや国際数学オリンピックのメダリストが問題を作り、AI研究所に継続的な新規データを販売する。収益はデータ販売によるもので、価格や顧客獲得方法、運営原価の詳細は開示されていない。2025年10月創業で、米サンフランシスコを拠点に6人で運営しているが、売上高や利益などの財務数値は示されていない。最難関問題ではGPT 5.4 ProとGemini 3.1 Proの正答率が0〜5%だったとしており、メダリストの専門性と難度の高い問題が強みだ。顧客が先端AI研究所に限られる可能性があり、収益規模や顧客数、データの品質管理体制も不明な点がリスクである。

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271

Multifactor

AIエージェントの権限管理と監査基盤

Multifactorは、企業が利用するAIエージェント向けに、認証・認可・監査の仕組みを提供する事業だ。オンラインアカウントをエージェントに安全かつ取り消し可能な形で共有し、細かな権限設定と操作履歴の記録を可能にするほか、既存のエージェントソフトウェアに統合してプロンプトインジェクションなどの攻撃を防ぐ。収益モデル、価格、顧客獲得チャネルは開示されておらず、運営体制は6人とされるが、原価に関する情報もない。創業は2025年9月で、初期の企業パートナーには、エージェントが75億ドル超の製造業サプライチェーンを管理する企業が含まれる。特許取得済みの技術と細粒度の権限管理、詳細な監査履歴が強みである。企業でのエージェント導入に伴う安全上の需要を捉える一方、新しい市場であるため、実際の導入実績や収益性は不明であり、重大な事故が起きれば顧客の信頼を損なうリスクもある。

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272

SF Tensor

AI研究向けGPU運用基盤

AI研究チーム向けに、GPU計算基盤の運用と学習コードの高速化を提供する事業だ。Elastic Cloudは複数の提供元から低価格のGPUを自動選択し、中断されやすいスポットインスタンスにも対応する管理型基盤で、別途、ハードウェア構成を考慮して学習コードのカーネルを自動最適化する。収益モデル、料金、顧客獲得チャネル、運営原価の詳細は示されていない。2025年10月創業で、チームは6人だが、売上や利益などの財務数値は開示されていない。複数のGPU提供元を使えることと、手作業で調整された実装を上回る高速化を目指す点が強みだ。高性能化の難しさやCUDAへの依存、代替ハードウェア向けソフトウェアの扱いにくさが課題であり、費用削減や性能向上の実績も提示されていない。

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273

Terrain

現場産業向け営業開拓基盤

Terrainは、建設業者や飲食店など、実体経済の企業に販売するチーム向けに、AIを活用した営業開拓基盤を提供する事業だ。営業先の開拓から販売活動までを支援する製品として説明されているが、具体的な機能や利用方法は明らかでない。料金体系、収益モデル、顧客獲得チャネル、運営体制や原価についても開示情報はない。2025年10月創業で、サンフランシスコを拠点に2人で運営している。売上高や資金調達額などの財務数値は示されていない。現場産業への販売に対象を絞る点が特徴だが、導入実績や製品の有効性が不明で、顧客獲得と事業性の検証が主なリスクとなる。

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274

Flick

AI映画を一貫制作できる映像創作ソフト

Flickは、映画制作者や映像を作りたい人に向け、AIを使った短編映画の制作環境を提供するソフトウェアである。物語や登場人物の一貫性、映像表現の調整を含む制作工程を、専用の画面上で一貫して進められる仕組みを掲げる。料金や収益モデルは明らかにされておらず、映画制作者との協業や制作者コミュニティー、制作手順の共有を通じて利用者の獲得を図る。チームは2人で、4本の短編映画が国際映画祭で合計20以上の賞を得ており、コミュニティーでは毎週複数のAI短編映画が制作されている。受賞歴のある映画監督とInstagramの創業エンジニアが立ち上げた点に加え、制作ソフトだけでなく作品や再利用可能な制作手順も提供する点が強みである。売上や価格、運営原価は開示されておらず、少人数体制での製品開発と作品制作の両立、映画品質を保つAI制作機能の実現が主なリスクとなる。

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Y Combinator 日本語図鑑(No.265-274 / 10社)
出典 Y Combinator。技術アーキテクチャと日本市場の見立ては公開情報からの推定。競合ウォッチ調べ

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