66
Prized
Macの操作感を保つクラウド開発環境
競合あり/空白あり国内にMac同等の操作感を掲げる開発環境は確認できず、海外クラウド各社の仮想環境が近接する。
事業概要
- プロダクト
- 利用者のリポジトリを読み取り、専用のクラウドマシンに複製する。
- 依存関係と開発ツールを設定済みの状態で起動し、再構築を省く。
- 遠隔マシンの変更差分をMacのローカルフォルダーへ同期する。
- 遠隔の待受ポートをローカルのアドレスへ転送し、接続先を隠す。
- 端末セッションを常駐させ、ノート端末を閉じても処理を続ける。
- 負荷に応じた規模変更や複製の指示を、同じ構成のまま実行する。
- 技術アーキテクチャ(推定)
- 顧客のリポジトリや設定ファイルを連携機能経由で取得するとみられる。
- Mac側に常駐エージェントを置き、ファイル変更を監視して差分を送ると推定。
- 双方向の同期処理で更新時刻を照合し、衝突を検出するとみられる。
- 遠隔のポート情報を取得し、ローカル側の転送設定に変換すると推定。
- 常駐する端末セッションをサーバー側で保持し、切断後も状態を維持する。
- マシン定義をイメージとして保存し、複製時に同じ構成を再現すると推定。
- 収益モデル
- 開発者またはチームが専用マシンの利用に対して月額で支払うとみられる。
- 課金単位と価格は非公開。
- 利用時間やマシン規模に応じた従量課金の可能性があるが未確認。
- 差別化
- Mac上の操作感を保つ同期方式が、導入時の障壁を下げる。
- 環境構築済みのマシン定義を蓄積し、複製時に再利用できる。
- 端末を閉じても作業が続くため、常時稼働の開発基盤を占める。
- 拡張や複製のたびに環境を作り直さないため、移行負担が大きい。
- 日本展開時のリスク
- 開発コードや認証情報を預けるため、保管場所の説明が求められる。
- 国内のクラウド事業者が同種機能を抱き合わせで出す可能性がある。
- 既存の社内開発端末や統制ルールとの接続仕様が未確認である。
- 為替変動で円建ての利用費が変わり、稟議の説明が難しくなる。
- 障害時に遠隔マシンへ到達できないと作業が止まる懸念がある。
日本での競合
- 国内にMac同等の操作感を売る開発環境は見当たらない。
- 海外クラウド各社が仮想開発環境を提供し、近接する位置を占める。
- 国内クラウド事業者は基盤提供が中心で、開発環境は付帯機能にとどまる。
- 直接の同型はないが、利用者側の認知はまだ低い。
- 導入時はコードと認証情報の管理方針の説明が壁になる。
主要プレイヤー
- Amazon Web Services — クラウド基盤。国内リージョンで提供。
- Google Cloud — クラウド基盤とデータ分析。
- Microsoft Azure — クラウド基盤と業務アプリ。
- さくらインターネット — 国内データセンターのクラウド。
| 比較軸 | Prized | Amazon Web Services | Google Cloud | Microsoft Azure | さくらインターネット |
|---|---|---|---|---|---|
| 主な用途 | Mac感覚のクラウド開発環境 | クラウド基盤 | クラウド基盤 | クラウド基盤 | クラウド基盤 |
| 提供範囲 | 専用マシンとローカル同期 | IaaS・PaaS | IaaS・PaaS | IaaS・PaaS | IaaS |
| 課金 | 非公開 | 従量課金 | 従量課金 | 従量課金 | 従量課金 |
| 強み | 端末を閉じても作業継続 | 国内リージョン | データ分析 | 企業連携 | 国内DC |
出典:Y Combinator / Prized / Amazon Web Services / Google Cloud / Microsoft Azure / さくらインターネット。技術アーキテクチャは公開情報からの推定。