Y Combinator 日本語図鑑

YC採択企業を、事業構造と日本の競合環境で読み解く

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ProjectX

アプリごとに独立環境を割り当てるクラウド計算機基盤

公式サイト
ブルーオーシャン国内にアプリ単位で独立環境を並列提供する同型サービスは見当たらず、仮想デスクトップとは設計が異なる。

事業概要

プロダクト
  • 利用者はブラウザーから仮想計算機を起動し、作業を始める。
  • アプリごとに独立したGPU・入力・実行環境を割り当てる。
  • WindowsとLinuxのアプリを同一セッション内で同時に動かす。
  • 人とエージェントが同じ画面群で並行して操作できる。
  • 起動は数秒で、端末を問わずブラウザーから接続できる。
技術アーキテクチャ(推定)
  • 顧客のブラウザーから接続し、画面と入力操作を送受信するとみられる。
  • クラウド基盤上にアプリ単位の仮想計算機を生成し、GPUを割り当てる。
  • WindowsとLinuxの実行環境を同一セッションで束ねるとみられる。
  • 利用状況や課金対象の計測情報を基盤側で収集すると推定される。
  • 公開情報では保存方式や調達先クラウドは未確認である。
収益モデル
  • 法人利用者から仮想計算機の利用に対して課金する。
  • 課金単位は月額か従量課金とみられるが、価格は非公開。
  • 個人開発者向けの従量プランの有無は未確認。
差別化
  • アプリごとに計算機を分ける設計で並列数の上限を外している。
  • 人間とエージェントを同じ環境で同時に動かせる点が構造的に異なる。
  • 独自OSの実装蓄積が差別化の源泉とみられるが、実績は未確認。
日本展開時のリスク
  • 企業データを海外クラウドに置く場合の保管要件の確認が必要。
  • 既存の仮想デスクトップや社内システムとの接続仕様が不明。
  • 国内販売チャネルやサポート体制は未確認である。
  • GPUを含む従量課金は国内企業の予算感に合うか未検証。
  • 創業直後で導入実績がなく、調達・審査で不利になりうる。

日本での競合

  • 国内では仮想デスクトップ型の提供が主流で、設計思想が異なる。
  • 大手クラウド各社が企業向け計算基盤を握り、営業網が強い。
  • アプリ単位の独立環境を並列提供する同型は見当たらない。
  • 空白は大きいが、利用実績と互換性の証明が参入条件になる。
  • 国内の再販・SIer経由の商流に入れるかが普及の分岐点となる。

主要プレイヤー

比較軸ProjectXAmazon Web ServicesMicrosoft AzureGoogle Cloudさくらインターネット
主な用途並列作業とエージェント実行クラウド基盤クラウド基盤クラウド基盤クラウド基盤
提供範囲クラウド上の計算環境IaaS・PaaSIaaS・PaaSIaaS・PaaSIaaS
課金非公開従量課金従量課金従量課金従量課金
強みアプリ単位の独立環境国内リージョン企業連携データ分析国内DC

出典:Y Combinator / ProjectX / Amazon Web Services / Microsoft Azure / Google Cloud / さくらインターネット。技術アーキテクチャは公開情報からの推定。

Y Combinator 日本語図鑑 · No.98 ProjectX
出典 Y Combinator。技術アーキテクチャと日本市場の見立ては公開情報からの推定。競合ウォッチ調べ