競合のページを毎朝チェックしているのに、変化に気づくのが遅れる。そんな経験はないでしょうか。ページが動く時間帯は、一日中均等ではないからです。
公開されている調査を見ると、更新には曜日と時間帯の癖があります。この記事では、ブログ、企業サイト、プレスリリースのデータから、競合ページが変わりやすいタイミングを整理します。

競合ページの更新はいつ起きるのか
まず押さえたいのは、ページの更新頻度そのものが低くないという点です。マイクロソフトの研究チームが紹介した調査では、対象ページの40パーセントが1週間以内に変化し、商用ドメインでは23パーセントが毎日変わったと報告されています。
一方、更新のタイミングは運営者によって分かれます。個人ブログ、企業サイト、ニュースメディアでは動く時間帯が異なるためです。見張る相手に合わせて確認の時間を変えるのが現実的です。
調査で分かったブログ更新の曜日
総務省の調査研究は、国内ブログの更新日時を1か月分分析しています。曜日別の更新比率は日曜が15.0パーセントで最も高く、金曜が13.7パーセントで最も低い結果でした。
平日どうしの差は小さく、更新が特定の曜日に集中しているわけではありません。曜日だけで狙い撃ちするのは難しく、複数日の観察が必要です。
深夜に動くページと日中に動くページ
同じ調査では、時間帯別の更新比率も公表されています。18時台から0時台が5パーセントを超え、23時台が9.4パーセントでピークでした。
仕事や家事が終わった後にブログを書く人が多いと考えられます。夜に更新された内容は、翌朝には反映されているということです。

これに対して企業の広報は平日の日中に動きます。PR TIMESのまとめでは、平日午前10時から11時に配信が最も多く、サイトの閲覧は水曜と木曜の11時から17時にピークが来るとされています。
企業サイトは平日の日中に更新される
プレスリリース配信サービスのvaluepressは、約1000本の配信データをもとに記者の閲覧傾向を公開しています。記者は平日の10時から11時に情報を集め、曜日では金曜の閲覧が多い傾向でした。
企業サイトのトピックスや採用情報も、広報担当の勤務時間内に更新されるのが自然です。競合の企業サイトを見るなら、平日の日中が最も変化に当たりやすい時間帯になります。
決算発表が集中する月と時間帯の傾向
上場企業の決算発表には、さらに強い季節性があります。東洋経済オンラインの解説によると、決算発表は期末から45日以内が通例で、2月、5月、8月、11月の15日前に集中します。
適時開示は取引時間中や終了後に出ることが多く、発表の直後にページが書き換わります。競合の業績ページやニュースリリースは、決算シーズンの平日午後を重点的に見る価値があります。

自社サイトの更新パターンを測る方法
外部の統計はあくまで平均値であり、競合ごとの癖は自分で測るしかありません。同じURLを毎日決まった時刻に保存し、差分が出た時刻を記録すると、そのサイト固有の更新時間帯が見えてきます。
ウェイバックマシンには1兆ページを超える保存履歴があり、過去の更新頻度をさかのぼる手がかりになります。過去のスナップショットと現在のページを比べれば、更新の周期を推定できます。
更新の多い時間帯が分かれば、毎日何度も見に行く必要はなくなります。確認する時間を絞るだけで、見張りの手間は大きく減ります。
最後に: 更新の変化をどう見張るか
競合ページの変化が怖いのは、いつ起きるか分からないからではありません。起きる時間帯に癖があるのに、それに気づかず見逃すことが問題です。
公開データが示す傾向を出発点にして、自分の目で測った記録を重ねていきましょう。その積み重ねが、競合の動きに早く気づく一番の近道になります。
